公開: 2019年10月9日
更新: 2019年10月xx日
第2次世界大戦中の電子技術の発展は目覚ましく、米国では大型のブラウン管上に障害物で反射した電波の影を映し出して、画像として映し出せる新型のレーダー装置が開発され、途中から装備されました。
日本海軍の軍艦などにも、指向性の高いアンテナから発射された電波が障害物によって反射された場合、その反射されてきた電波を捉えて、音として聞くことができる旧式のレーダーは搭載されていました。この旧式のレーダーでは、アンテナを向けた方角に存在する障害物しか検知できませんでした。
米国海軍の新型レーダーでは、アンテナを水平に360度回転させて、全ての方角にある障害物からの反射波を画面上に映し出せるので、遠距離にある敵の艦船などを容易に見つけ出すことができました。